Diary November, 2009

pictures: 5th stay @ Chicago


 

[シカゴ滞在42日目] 29日Sun.

近頃時間を無駄にし過ぎている。朝が起きられないんだよなぁ・・・

bed.gif

CMB解析とgain calibration作業が、急ピッチで進められている。

私は主に:

  • CMB解析:
    • quality check
      • 特に各CES(constant elevation scan)のquality check
  • Gain calibration解析:
    • Absolute polarization gain from the TauA observation

を担当している。


Gain calibrationの話。

微少なCMB偏光を検出するためには、長時間の積分が必要である。 ただしCCDでの可視観測の様に、数時間露光するといったものではない。 1秒1秒データ(正確には0.02sec)を取得し、それを計算機上で積分する必要がある。 CMB観測に使われる検出器は、検出器上での長時間の積分には適さないため、 このような短時間でのサンプリングを行う必要がある。

この積分は、たとえば3,000時間といったような時間スケールで行われる。 検出器は日々周りの環境によって変化しており、その性質は一定ではない。 その為、この変化を考慮せずに3,000時間に及ぶ積分を行った場合、互いに打ち消しあいシグナルは何も得られない。 日々変化する検出器の性質を追いつつ、積分を実行することで、初めてCMBシグナルを取得できるのである。

Gain calibrationとは、検出器の電気的な出力(QUIETの場合Voltage)を、 エネルギー(温度、CMBの場合Kelvin)に変換する作業である。 検出器はその性質より、あるvoltage領域において線形性が保障されており、 voltageとkelvinの対応関係は一対一に決まる。

では具体的にgain calibrationはどのように行われるのか。 温度が既知であるものを観測し、そのときの電気シグナルとその温度を比較すればいいのである。 典型的には、大気、ポイントソース、人工的な熱源、広がったソースが考えられる。


大気の温度は、光学的に薄い場合大気の厚さに比例する。 つまり、sin(elevation)=cos(zenith)に反比例する。 elevationを変化させることで大気の厚みが変化し、その結果温度が変化する。 この変化を観測するのである。絶対的な温度は大気のモデル等に依存するが、 相対的な変化については十分な精度で観測することが可能である。 この観測方法を一般に、skydipもしくはelevation nodと呼ぶ。

注意して欲しいのはこれはあくまで無偏光の観測であって、偏光の観測ではないということである。

skydipは短時間で多くの検出器のgainを、精度よく決定することができる。 このため、gainのtime-trendを追う目的で利用される。


次にポイントソースを考える。 特に今の場合、偏光しているポイントソースを考える。 ある観測装置に対してポイントソースとして見える天体の温度は、 天体のFlux、観測装置のbeam width、観測周波数が分かっていれば、簡単に見積もることができる。 よって、観測されたシグナルとこの温度を比較することでgainを測定することが可能である。 このgainは絶対的な偏光gainである。 QUIETでは、より系統誤差を小さくするため、検出器を回転させることで変化する偏光強度を観測し、 gainを得ている。この方法を用いれば、 温度からの偏光への漏れこみ(I to Q/U leakage)を最小限にし、 また検出器の偏光角も求めることが可能である。

ポイントソースを使ったcalibrationでは、如何にして天体のFluxを知るかが問題となる。 つまり自分たち以外の観測で、その天体を精度よく観測している必要がある。 このような天体としては、CMB波長帯で最も明るいTauA (Crab nebula)がよく使われる。

ポイントソースでのcalibrationのもう一つの難点は、観測時間が長くなるということである。 CMB観測はCMBを観測するのが目的である。 校正に時間をかけすぎて、CMB観測の時間が減ってしまっては、元も子もない。 せいぜい一日に一度が精一杯である。 これにより、1日スケールでの絶対偏光gainのtime-trendを追う事が可能である。


温度がよくコントロールされている熱源を使うことで、calibrationを行うことも可能である。 この場合、如何に正確に温度をコントロールするかが鍵である。 また、CMBや天体が微少なシグナルであるのに対して、人工的な熱源は温度は高くなる恐れがある。 検出器はあくまでCMBなどの微少シグナルに最適化されている(このエネルギー領域で線形性が保障されている)ため、 エネルギーが高い入力に対して必ずしも線形の応答をするとは限らない。 これをサプレッションという。この効果を考慮する必要がある。

また、CMBや天体は無限遠からの平行光であるのに対して、 人工的な熱源は近距離(目の前、可能だとしても数百m等)になってしまいがちである。 この効果も考慮する必要がある。


広がったソースを使ったcalibrationは、マップベースで行われる。 シグナル・ノイズが既知であるシグナルドミナントであるような天域(偏光であればたとえば銀河中心) を参照源にすることで、絶対偏光gainを求めることができる。 具体的には既知のマップと取得したマップとのcross-correlationをとる事で行われる。 beam widthはもとより、I to Q/U leakageの影響を考える必要がある。

ある天域のマップを十分な精度で観測する必要があるため、日々のgain変化を見るのには適さないと考えられる。


明日はQUIETで具体的にどのようにしているかの話を書く予定。


[シカゴ滞在39日目] 26日Wed.

感謝祭。T島夫妻おかげで、感謝祭の日に異国の地で飢え死にしなくてすんだ。

感謝、感謝。


[シカゴ滞在37日目] 24日Tue.

ALMA≒QUIETの天気:

humidity-30min.png

http://weather.aiv.alma.cl/meteo1/30min.php


Dotexify最高!


  • 宇宙の起源と未来を解き明かす新プロジェクトSuMIRe発足
    • CMBが数億円当たった、と喜んでいる間に、dark energyは100億円当てていたのか(確定ではない?)
      • 新政権で、どちらも今後どうなるかは不透明だが。
  • HSCは前からあった。WFMOSは転けた。でPFSをやる。
    • PFSはWFMOSの名前が変わったもの?
    • 提案自体を日本主導で行うだけ?
    • 実際作るのは日本じゃない?
    • CMBへの情熱が無い限り、日本の観測的宇宙論分野の若手・院生はこっちに行きたがると思われる。さびしい。

最近天気が悪くて困る。

DSC01278.JPG


DSC01276.JPG

カレー屋でハンバーグ+タンドリーチキン


TauAが予想以上に重要な役割を果たすことになりそうだ。 その際のネックは、校正精度。QUIET自身ではstat. error=数パーセント、scatterは同程度(好ましい)。 では何が足枷か。参照しているWMAPの精度:

wmap.png

Q-bandで14%、W-bandで26%。これで頭打ち。これは3-yearのデータだが、 7-yearが出でsqrt(7/3)~1.5倍の改善。これ以上に精度を上げることはできるか? Planckは待っていられない。Planck calibrationの為の観測が使えるか?(IRAM 30mとか)。

Planck sees the Crab


sky_today.png

アメリカンは既に感謝祭モード(26日)。一ヵ月後にはクリスマスが控えている。 アメリカンは徐々に研究所から姿を消していく・・・。

[シカゴ滞在33日目] 20日Fri.

事業仕分け

事業仕分けWS3 まとめウィキ


ご存知とは思うのですが、今回の事業仕分けにより、科学技術関連予算の縮減が決まりました。
残念ながら、私たちに関連深い事業もその対象となっています。
(事業番号3-21)
 1)若手研究者養成システム(テニュアトラック)
 2)科研費・若手
 3)特別研究員

 当事者が声をあげることが重要であると思い、金沢大・准教授の佐藤純および、
 お茶の水女子大学・特任助教の佐野浩子が中心となり、文部科学省に対して意見表明しようと考えています。
 「全国**大学・研究所の**人の若手研究者の意見」ということで、
 賛同者のリストとともに送る予定です。文面を添付しましたので、
 ご確認頂き、賛同して頂ける方を募って頂けないでしょうか?

 若手研究者ということですので、学生、ポスドク、助手、特任教員あたりを想定しています。
 名簿には、氏名、所属、職位を記載します。本事業に関連深いポジションに就いておられる方は、
 明記して頂くと良いかと思います。(テニュアトラック特任助教、学振特別研究員など)
 
 また、この意見表明は、会議において見られた事業目的に対する誤解を解くことが第一の目的であり、
 他の事業より優遇してほしいという要求では決してありません。その点もご理解頂ければと思います。
 
 週末までに意見表明を行いますので、金曜日中に名簿を送って頂けると助かります。
 ご協力頂ければ幸いです。
 
 宜しくお願い致します。

意見表明に賛同して下さった皆様,

今回の意見表明に御賛同頂き、有り難うございました。
本日、文部科学省副大臣および政務官宛に意見書および名簿を送付致しました。
皆様方のご協力により、国内および海外の133大学・研究所における1475人の研究者の方々の賛同を頂くことができました。
若手研究者のみならず、シニアな先生方からも多くの励ましを頂きました。これらのすべての方々に、厚くお礼申し上げます。

私たちの意見が、若手研究者育成システムに対する政府の認識を正し、さらに発展していくことを願っております。
これまで研究者、特に若手研究者は、公に意見を述べることが少なかったと思いますが、
これを機会に、社会に対して建設的な意見を発信していくことができればと思っています。

賛同者を募る中で、意見書の内容についての御意見も頂きました。時間の都合により、
それらの御意見を盛り込むことができなかったことをお詫び申し上げます。尚、今回頂いた名簿は他の用途に流用することはありませんので、ご安心下さい。

お忙しい中、ご協力有り難うございました。
今後とも、宜しくお願い致します。

金沢大学 フロンティアサイエンス機構
特任准教授 佐藤純

お茶の水女子大学 アカデミック・プロダクション
特任助教  佐野浩子

PS: こちらから直接メールを送ることができない方もいらっしゃいますので、転送して頂ければ幸いです。

理学研究科教職員の皆さまへ

                                                  研究科長

「事業仕分け」に対する意見表明の緊急のお願い

新聞等のメディアで報道されていますように,先日来行われている行政刷新会議の,
いわゆる「事業仕分け」において,我が国の基礎科学研究を揺るがすような結論が,続々出されております.

例を挙げますと,「次世代スーパーコンピューター技術の開発事業」は「事実上の凍結」との判断が下されました.
その他,女性研究者支援事業,競争的資金(先端研究),競争的資金(若手研究育成)など,
多くの科学技術・学術行政分野の事業に対し,予算縮減等の判断が下されております.

このような状況の下で,文部科学省は,12月15日(火)まで,パブリックコメントを受け付けることになりました.
以下のウェッブサイトに案内があります.
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm

私からのお願いは,先生方が,今回の仕分けに対して何らかの所感・ご意見をお持ちの場合,
どうかこのような制度を利用して,意見の表明をして頂きたい,ということです.

来週24日に仕分け作業が再開されますが,国立大学法人運営費交付金なども俎上に載せられています.
注視していく必要があると思っています.

なお,(社)国立大学協会(国大協)や日本学術会議でも,
近々に何らかの(抗議)声明を出す方向で準備しているとの情報も入っております.

また,10大学理学部長会議も現在メールで活発に議論していまして,
来週中にも緊急(抗議)声明を出す方向でまとまっています.

以上,「事業仕分け」結果に対する意見の表明について,皆様方に緊急にお願いする次第です.

これまでの科学・技術・教育政策の迷走の行き着いた先がここ。 この分野の予算を疎かにするのは論外だが、今の予算体制・政策体制でいいとは思わない。 予算を守ることと、文科省を守ることは別の話である。

  • 俺も出来るだけ書名には協力したわ。仙石大臣曰く、次世代スパコンは復活するかもしれんみたいだな〜。学術振興会もがんばれよ!! -- INUE 2009-11-22 (日) 22:12:14
  • 若手支援も見直してくれるとうれしいです。でも文科省の体質がこのままでいいとも思いません。一度(我々に無害な形で)解体してもらいたいところ・・・。 -- チノネ 2009-11-24 (火) 06:58:21

一ヶ月経過

いつの間にかシカゴ滞在が一ヶ月を経過。この一ヶ月で思ったこと:

  • 明らかに太った。
    • 買い食いを覚えた。お店に入る・レジでのやり取りに慣れたと言う意味ではよい事。
    • Lay'sはウマイ。
      layslogo.jpeg
      • 日本ではなかなかお目にかかれない。
      • Lay's is the brand name for a number of potato chip ..... ... as well as the name of the company that founded the chip brand in 1938. Lay's chips are marketed as a division of Frito-Lay, a company owned by Pepsi Co Inc. since 1965.
  • Noodle etc,は学割がきく。10% discount !ただしU of CのIDが必要。この間一度だけID無しで安くしてもらった。ありがとう!
  • 大量のプロットを自動的に作成するのに慣れてきた。
    • 数万の独立なプロットを作る必要性がある。
    • plotter + mysql (ROOT + mysql++)
  • 素早く、それでいて正確に解析を行う必要がある。
    • 物理・装置・統計の理解はもちろん、データ解析のスキルは必須である。少し得意、程度ではだめ。
    • 思い立ったらコードを書き、素早く結果を検証してみる。
    • コーディングが技巧的である必要はないが、簡潔で正確なコーディングが必要。 つまりと必要最低限の技巧は必要。冗長なコーディングは間違いのもと。
  • 大量のプロットを作るのと同時に、それを如何に効率よく見るかは、同じくらい大事。
    • レイアウトをいろいろ考えて、一つの図に押し込めるようであれば、 素早く別々のプロットを作成して、見る際に合わせるべきである。その際HTMLは便利である。
  • いよいよ大詰めである。
  • 去年のシカゴより明らかに寒い。

  • うん、WMAPで学んだ事は、解析コード="the simpler the better"ですね。 -- コマツ 2009-11-22 (日) 08:22:07
  • あと、いろんな事ができるコードを1つ書くよりは、1つの事をするコードをたくさん書いた方が、長い目で見ると便利。そのコードが何をするために書かれたのかわかんなくなるし、複雑化してしまうから。 -- コマツ 2009-11-22 (日) 08:24:17
  • その通りですよね。一年前に書いたコードは、一つのプログラムで何でもかんでもやってしまおう、といったものでした。その結果、バグも多くなりますし、何より再利用が簡単でない、というのが問題でした。 -- チノネ 2009-11-24 (火) 06:56:23

[シカゴ滞在28日目] 15日Sun.

APPLE CIDERうまうま:

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まさに今が旬。問題は売っている量が最低でも1/2 gallonであることと、 我が家には冷蔵庫がないということ。


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noodle etc.での食事は何時も$10USD over。なぜなら、それ以下の場合クレジットカードが使えないから。

今回の滞在では、高価なdinnerや毎朝カフェでコーヒーを買う習慣ができてしまったことから、現金の減りが早い。 なので、可能な限り現金は使いたくない。Citibankに口座が無いので、海外で現金を手に入れる手段は、 クレジットカードのキャッシング=ローン(実質年率約15%!?)しかない。 そろそろCitibankの口座を持つべきか。

「円普通預金口座eセービング」であればデフォルトで口座維持費(円普通預金口座は一定額以上の残高が無いと口座維持費が年間で2,100円かかる)はゼロ。 バンキングカード(キャッシュカード)は海外でも使用可能。ただしその場合、円からドルへのレート+3%が乗じられる。 外貨キャッシュカード専用米ドル普通預金口座を持っていれば、外貨キャッシュカードで直接米ドルをおろすことが可能。 マルチマネー円普通預金口座に預け入れる際には、為替手数料(1米ドルあたり片道1円)がかかる。


[シカゴ滞在27日目] 14日Sat.

ブームに乗り遅れたが:

jigyou.png

産経ソース:


  • グローバルCOE プログラム
    • 東北大学等が当たってます。
  • 科学研究費補助金(若手研究(S)〜若手研究(B)、特別研究員奨励費)
    • 決定→予算要求の縮減
      • 切りやすい所からきる、と。え、その後は?
  • 世界トップレベル研究拠点(WPI)プログラム
    • 決定→予算要求の縮減
      • IPMUとか。
  • 科学研究費補助金(特別推進研究、特定領域研究、新学術領域研究、基盤研究(S))
    • 大型科研費が無くなる?
    • 決定→予算は整理して縮減。一元化も含めシンプル化。
  • 衛星打上げ(24 年度以降打上げ分)((独)宇宙航空研究開発機構)
    • LiteBIRD....

既に結果が出ているもの:

  • 若手研究
    • 博士養成に関する過去の政策の失敗を繕うための政策。博士養成に関する見直しが必要。テニュア・トラック制については存続。
    • 過去の政策のつけであるから少しずつ減らしていくしかない。毎年5%ずつカット。
    • 目的が重複しており、施策の整理統合が必要。その上で効果の明らかな事業に絞り込んでいくべき。
    • 教員免許をポスドクに付与する政策を検討すべき。実社会から逃避して、大学に留まる人をいたずらに増やしてしまう側面も否定できない。大学そのものが過剰であり、この適切な統廃合も必要。
    • 大学の教員制度の見直し必要。
    • ポスドクの生活保護のようなシステムはやめるべき。本人にとっても不幸。(本来なら別の道があったはず)。
    • 若手研究者が安定して働き研究できる場所を見つけるための国の政策を若手にこだわらず再構築。
    • 若手研究者の問題は政治の問題でもあるので、十分な見直しが必要。
    • 競争的資金と合わせて再考すべき。省をまたがった&シンプルな研究者支援を先端技術研究と合わせて考えるべき。
    • 研究費ベースの事業をますます複雑化している。研究費配分として整理すべき。PD対策は、キャリア支援、TA/RAとしての採用枠など学術振興会枠はシンプルに。
    • 博士取得者のセーフティネット事業と理解しているが、民間企業を出口にする政策が不可欠である。民間企業から国費の不足分を補う政策を期待する。
    • 雇用対策のようなものになっているのではないか。その為の統合的な対応が必要でないか。将来的な雇用対策につなげることが必要ではないか。
    • 大学→大学院→キャリアのプランがないことは問題だが、むしろキャリア計画教育の問題。高等教育全体にキャリア教育が不足している点と関係がある。
    • 特別研究員制度:大学院生の約4割が生活費相当分の支援を受けているとされる米国を参考として、博士課程後期在学者を対象とした経済支援を拡充する。博士課程(後期)在学者の2割程度が生活費相当額程度を受給できる。

この制度自身の問題ではなく、過去の大学・大学院政策、ポスドク政策の失敗が全て根拠になってつぶされている。 いきなりばっさりと末端を切るのではなく、日本の学術事業政策を再考するのが先決なのでは?と、学振の自分が言ってみたりする・・・

  • 評決の結果は、予算要求の1/2から1/3縮減という方が6名おられた。さまざまな意見が出されたが、 コメントの中に、「ポスドクの生活保護のようなシステムはやめるべき。本人にとっても不幸。」 「教員免許をポスドクに付与する政策を検討すべき。」などの意見があったことを付しておきたい。 若手研究者育成の競争的資金については、予算要求は縮減して、中身も見直してもらいたいという結果としたい

めでたく、DCの給料削減が決定いたしました。研究費も無し? 人生オワタ\(^o^)/ 来年から奨学金の再申請か、?

杞憂になることを祈る。



  • 世界トップレベル研究拠点
    • 5つの拠点の成果を見極めて、予算額、拠点増の可否を決めるべき。毎年の評価が必要。成果がなければ終了という緊張感が必要。
    • 招へいしなくても世界トップが来たいと思うような研究を行うことが先決。
    • 新規は来年度はやらない。継続についても圧縮を。
    • 平成19年度採択5拠点は契約上維持するが、新規要求の3拠点は認められない。平成21年度補正予算による最先端事業(1000億円)で研究費、人件費とも措置されているので十分である。
    • 新規の拠点は休止し、環境技術研究を既存の拠点で行う。
    • 一度立ち止まって包括的に考えてほしい。新規は少なくとも実施しない。成果を明確にしてほしい。
    • 平均14億円の根拠がない。14億円に相当する人件費で世界に拠点をつくれるのか。
    • 外国人30パーセント以上との条件の根拠が不明。人件費のみで研究費は手当てされないということは、研究成果に確たる期待が持てない。
    • 外国人を30パーセント以上、が目標とあるが、なぜ15パーセント以上ではなく30パーセント以上なのか。
    • 意義を認めるが過大ではないか。

一年で成果が出ない期間は潰す、と。

  • 評決の結果:世界トップレベル研究拠点(WPI)プログラムについては、廃止2名、予算計上見送り1名、予算要求通り1名、 予算要求の縮減7名で、縮減のうち半額縮減が2名、1/3縮減が4名、その他1名との内訳であった。この中では、新規要求の拠点については実施しないという意見があった。当WGは、予算要求の縮減を結論とする。



  • 特別推進研究、特定領域研究、新学術領域研究、基盤研究(S))
    • (競争的資金(先端的研究)【予算】)
      • 額よりも制度の見直しがより重要
      • 重複の見直し分の確保を前提として予算の縮小を行うべき。
      • とにかくまず整理すべき
      • 競争的資金の出し手である日本学術振興会と科学技術振興機構の経費および受け手である大学等の間接経費は、ぎりぎりまで縮減してもよい。しかし、真水部分である研究者が受け取る直接研究費が縮減されると科学技術力の低下へつながる。
      • 1年かけて今の支援のあり方を省庁の枠をこえて抜本見直しを行い、新しい予算編成に反映するべき
      • 決まった教授ルートにしか資金が流れるようなことはないか。精査し、さらに充実すべき。
      • 制度の簡素化によるコスト削減は必要。
      • 制度を合理化すればより少ない金額で同じ効果を得られる。
      • 若手、新分野の研究者により広く配分することにも力を入れるべき。
    • (競争的資金(先端的研究)【制度】)
      • 科研費による基礎科学研究( 砲鮖唆筏蚕僉吻◆法雰从兒唆半陛)へつなぐには、リスクの大きい科学技術応用研究()を経由することが避けられない。、□に大別することが望まれるので、少なくとも文部科学省内では整理統合が必要である。
      • 基礎と応用研究の棲み分け、連なる内容を一本化し、他省庁の資金とあわせ統合メニュー付を考える。
      • 文部科学省内、他省庁での乱立は、相当無駄の温床となっている。統合して手法成果のレビューを行うべき。
      • 科研費とそれ以外に整理し、とにかく一本化。
      • 資金の一元化、各省乱立の体制を統合する。バラバラな競争的資金提供体制の中で、過剰に一研究者に対し偏るような体制を改め、無駄を排除する。
      • 重複を排し、それぞれの研究対象ごとに適正な額の支援が無効に改善。申請手続の不統一、複雑さが天下りを招き入れる原因という話もある。この見直しが必要。という話もある、とか言ってんじゃねーよ!
      • 一元化がいいかは別だが、数を少なくし、制度をシンプルにする必要。
      • 国民からみてメニュー全体が他省庁を含めシンプルになるよう設計すべき。
      • 資金間の競争は必要だが、競争的資金が47とは多すぎる。
      • 政策レベルでの詳論が必要。
      • 先端研究を文部科学省のみに限らず、国としてどのようなポートフォリオを持つべきなのか、政治主導で決めるべき。
      • 重複に関する見直しを、政府レベルから行うべきと考える。

結局は政策の問題。これによって研究が停滞することで生じる損失は誰の責任?

  • 評決の結果:競争的資金(先端研究)の予算については、来年度の予算計上の見送りが3名、予算要求の縮減が5名、予算要求通りが5名であった。 ただし、予算要求通りとしたメンバーも、若手研究者への資金配分にも力を入れてほしい、 コスト削減が必要とのコメントを付しており、全体としては予算要求の縮減の声が大きいと思われる。このため、 競争的資金については整理して縮減することが求められているという形でまとめたい。 また、競争的資金(先端研究)の制度については、資金の一元化の推進が8名、重複の排除・制度のシンプル化が4名であった。 このため、一元化を含め、制度をシンプル化し、使い勝手の良いものにしていただきたい。




  • 学振・科研費総合スレ part 35
    • 81 :Nanashi_et_al.[sage]:2009/11/13(金) 18:18:28
      • どのくらい予算が縮減されるかわからんけど、 取り消しなんて事態はないと思うよ。 おそらく面接候補者がほとんど落とされて、 研究奨励費がなくなるか、圧縮されるんじゃね? 特に人数の多いDCが。
    • 82 :Nanashi_et_al.[sage]:2009/11/13(金) 18:31:49
      • なんか毛利さん出てるな
    • 83 :Nanashi_et_al.[]:2009/11/13(金) 18:47:29
      • >>81 それで、予算を1/2〜2/3削減できると思いますか? 文科の他の事業と違って学振はほとんどが人件費なんだから 給料がその水準まで下がりますよ
        DC 月額8万 PD 月額20万 SPD廃止
    • 87 :Nanashi_et_al.[]:2009/11/13(金) 18:57:46
      • 現在特別研究員でも給与が来年度の予算に組み込まれてるから、当然減額対象。 ただ現役はリストラできないだろうから、来年度の内定者を大幅カットしてかつ給与半分ぐらいが妥当か。 研究費はもちろん0。給与の3割を研究費に使ってください、ってなりそうだな。
    • 219 :Nanashi_et_al.[sage]:2009/11/13(金) 22:32:02
      • >>164
        高田 創 みずほ証券金融市場調査部長チーフストラテジスト 
        原田 泰 (株)大和総研 常務理事チーフエコノミスト 
        速水 亨 速水林業代表 ← 慶応大出身で林業一筋 
        星野 朝子 日産自動車(株) 執行役員市場情報室長 ← 慶応大出身、日債銀出身 
        吉田 誠 三菱商事(株) 生活産業グループ次世代事業開発ユニット 
        農業・地域対応チーム シニアアドバイザー  
        渡辺 和幸 経営コンサルタント/(株)水族館文庫代表取締役 ←http://www.nifty.com/chieichiba/f_weekly/188umakuikanaikoto.html  
        証券や銀行業界出身者ばかりだな。 科学技術を議論する資格がある人は誰もいない。
    • 222 :Nanashi_et_al.[sage]:2009/11/13(金) 22:36:35
      • >>219 日本学術会議あたりが大々的にブチ切れるべき。
    • 579 :Nanashi_et_al.[]:2009/11/15(日) 14:25:01
      • あの議論の流れで「科研費は不要」と結論づける人間が3人もいるなら 議論の意味が全くないと思った。
    • 580 :Nanashi_et_al.[]:2009/11/15(日) 14:32:41
      • だいたい、あの会議の半減とか1/3に削減っていう投票の根拠はなんなんだ? やりとりをネットで見ていたが、たしかに「予算削減したい」という仕分け人の意図は 明らかにされたが、じゃあ、どれほどの額を削減するのが適当かという定量的な 議論は全くなされていない。配布資料にも書かれていないよな。 根拠は、あいつらの印象だけだよな。おめでたい議論にもほどがある。
        特定の研究者に大金が行く制度を改めるために、制度の一本化には賛成だが、 その分、科研費の財源を増やせ。
        運営費交付金が猛烈に減っていて、それを埋め合わせる為の競争的資金の増額 だったはず。それを、あたかも学術予算が膨れ上がりバブル状態になっているかの ような議論は現実を全く反映していない。

  • Japan's tipping point
    • With changing demographics, a tight economy and increasing competition, Japan could slide from the top ranks of research nations. Drastic action is needed.

  • せっかく受かったのに、学振オワタ\(^o^)/ 次世代スパコンの凍結には理論懇の皆様もブチギレ中ですわ…。 -- INUE 2009-11-17 (火) 06:02:12
  • 本当、勘弁してくれって感じです。来年から来年の奨学金を探すっていうのが冗談ではないかも。次世代スパコンは文科省のプレゼンが相当酷かったそうですね。研究をする研究者と、予算を作る役人と、プレゼンをする人間は同じである必要はないし、するべきでもない。そういう意味で、今回の文科省の対応は最悪だった。もっとまともなプレゼンをしてくれ。でも元グラビアアイドルの議員に言い負かされる役人も、そもそもどうかと思うが。 -- チノネ 2009-11-18 (水) 07:02:19

[シカゴ滞在26日目] 13日Fri.

今日は13日の金曜日

  • 13日の金曜日
    • ・・・なお、現在多くの国で用いられているグレゴリオ暦では、1年の間に必ず1日以上、13日の金曜日が現れる(第1日が日曜日である月にある)。またグレゴリオ暦の置閏法は400年を周期とし、400年間の日数14万6097日はちょうど2万871 週なので、400年で同じ曜日のパターンが繰り返される。そのパターンでは、13日の曜日の中で最も多いのは金曜日である。
  • 13日の金曜日(映画)
    • シリーズを無理やり続けてる感がヒシヒシと感じられる。
    • PART10:ジェイソンX
      • 近未来、100人以上を殺害したジェイソンは研究所にいた。尋問の最中自力で脱出したジェイソンは、一人の女性化学者に冷凍状態にされる。時は経ち荒廃した地球にやってきた調査隊は、冷凍状態のジェイソンを発見し宇宙船に連れて行ってしまう。蘇生したジェイソンは船の中で殺戮を開始する。



[シカゴ滞在21日目] 08日Sun.

Mitsuwa

約一年ぶりにMitsuwaへ:

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ELT

光赤天連シンポジウム『30m地上超大型望遠鏡TMTによる天文学の新展開』

衛星写真

衛星画像&データ 地球が見える アタカマ高地の電波天文台群

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(CBI→QUIET: これはしょうがないが)、APEX→The Array Operations Site (AOS)の間違い。APEXはもっと遠い。

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面白論文


[シカゴ滞在14日目] 01日Sun.

ステーキ

特に何かの記念日でもないが、T島夫妻とステーキを食べにDowntownへ。 ちなみに、シカゴはかつて食肉産業の一大中心地であったため、 ステーキは名物料理ということになっている。

今回は、アメリカらしいステーキがいかに日本のそれと異なるか調査である。

本日のレストランChicago Chop House

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はガイドブックにも載っている有名店。


tomahawk steak, 16oz=450g (この量がデフォルトで出てくるアメリカは、やっぱり異常だと思う・・・)

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medium-rare

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とても美味しかった。 いかにもを食っている気にさせてくれる。ソースは薄いが、噛めば噛むほど肉の味が出てくる。 結構脂も載っていて、個人的にはGood. 焼きも、外はパリッ・中はジューシー(rareだから本当たたきみたい。)と、申し分なし。

Kobe beefも分けてもらったが、こちらもうまい。 日本人にとっては、こっちのほうが美味しいかも。 とはいっても、日本の神戸牛とは似ていない(と思う。刺しが入ったような肉ではない。)。 一方で肉肉しさは薄い。

大満足のシカゴステーキ体験であった。






値段が高いのは如何ともしがたいが。 三人で$500 USDって・・・・。

今までの生きてきた中で、一番高い食事だったかもしれない。




帰り道。シカゴDowntownの鉄道Lは高架が有名。

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MILLENNIUM PARK

ステーキを食べる前に、ミレニアムパークを散策:

Metra(シカゴの通勤電車):

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AONセンタービル(白花崗岩がきれいなビル):

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ちなみに、この辺りを歩いているときに 「旦那とはぐれた。携帯もつながらない。お金が無くて合流できない。お金を恵んでくれ。」と母親と小さい子供に頼まれた。 断って何かおかしなことになるのもいやなので、後それが事実であればかわいそうなので、お金を渡してしまった。 いろんな意味で、こういったことに私は目をつけられやすいのだろうか?


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これが

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何かというと:

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MILLENNIUM PARKからステーキ店まで:

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50周年記念マクドナルド(マクドナルドはシカゴ発祥):

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Halloween

去年に引き続き、今年もHalloweenに参加。

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エレベータ故障

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私にどうしろと・・・


low pass & high pass filter

(何度もしつこいが)一般にTOD dataは、高周波・低周波に特徴的なノイズを含んでいる。 つまり観測されるノイズはwhiteでは無い。 低周波は1/f noiseがドミナントであり、高周波には電源に起因するノイズ等、嫌らしい奴等が存在する。 これらwhiteでないノイズは、CMB解析にとって厄介な代物である。 そこで、これらのノイズを落とす必要がある。

これらのノイズは特徴的な周波数で存在するため、 その除去はfourier spaceにおいて、除去したい周波数に対応する重み関数(cut filter)を畳み込むことで行われる。

具体的には、high-pass filter:

high.png

low-pass filter:

low.png

である。filterの形は状況に応じて使い分ける(最も適当なものを選ぶ必要がある)。

filter.png
filterなしの振幅を1に規格化した場合のfilter functionの概形。

上記の関数を畳み込むことで、高周波・低周波ノイズを落とすことができる。

filter後のTODは、当然のことながらこの周波数の情報が無い。 つまり、特徴的なノイズだけでなく、gaus noiseも落ちてしまっている。 そこで、この落としてしまったwhite noiseを元に戻す必要がある。 具体的には、filter関数の面積分だけfactorをかければよい:

factor.png



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News@KEK:ビッグバンの「前」を探る
(いくつかの図は私提供。日記に掲載済み。)

新学術領域「背景放射で拓く
      宇宙創成の物理」でさらに推進

今年度から、KEK素粒子原子核研究所をホスト機関として、新学術領
・・・・・

今年度=平成21年度


ご存知の方もいると思うが 平成22年度科学研究費補助金の新規募集課題の公募停止について

1. 平成22年度新規募集課題の公募を停止する研究種目 
(1) 「新学術領域研究(研究課題提案型)」(文部科学省より公募)
(2) 「若手研究(S)」(日本学術振興会より公募)

・・・。

危ない危ない。政権交代の影響がこんなところにまで。


  • 実は少し違うやつ、だとか。 -- チノネ 2009-11-09 (月) 16:02:51

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