Diary February, 2011



 

25日Fri.

KEK calibration system for CMB polarization experiments on the ground

KEK QUIETグループでは以下の様な地上実験向け較正装置を開発致しました:

この度論文が完成し、RSI(Review of Scientific Instruments)に投稿致しました。

論文の概論としては、

  • 地上CMB偏光実験で重要になる「最新の検出器を使う」為には、(大量の)検出器を実験室で較正出来なければならない。
  • 現在は液体窒素(77K)等を使った較正が行われるが、これは実際の観測サイト、例えばチリ・アタカマ、では10K程度であり、両者には大きな隔たりがある。
  • この為、多くの場合、実験室で較正された検出器は、観測サイトで再度較正を行う必要があり、2度手間である。
  • 大量の検出器を、(ボタン一つで)実際の観測サイトと同じ環境の元、較正できるシステムが求められている。
  • これを実現できる、Cryogenically-Cooledな較正システムを開発した。

QUIET first paperと並び、KEK CMBグループの主要アクティビティーの一つであったこのシステムの開発論文を投稿できたことは、我々にとって一つの目標を達したことであり、大変喜ばしい限りです。

興味がある方は、是非読んでみて下さい。


  • nice! -- コマツ 2011-02-28 (月) 02:18:42
  • thanks! -- チノネ 2011-02-28 (月) 09:12:09

24日Thu.

New Mac Book Pro

でた〜! New Mac Book Pro

CPUとThunderboltか・・・

23日Wed.

218th AAS meeting @ Boston

05/22-26にボストンで開催されるAAS(American Astronomical Society)のmeetingに参加致します。 Dissertation talkという項目があり、ここでD論の内容を話すことになりました。 QUIETもそれなりに大きなcollaborationですので、 こういった公の場での発表は、厳密に管理されています。 グループ内のTalk Committeeを中心に、誰を何処の会議に派遣するのかは、実験そのものの戦略上重要な意味を持ちます。 ですので、適当な発表は出来ず、その責任は重大です。

同時に講演者自身にとっては、Ph.D取得後の就職のために自分をアピールする場所でもあります。 「今後」海外でのPD職を少なからず考えている自分としては、負けられない戦いな訳です。 今から気合いが入ります。

実はQUIETのdissertation talkは二人予定されていて、一人はColumbia大の学生です。 彼はまだthesisを出していませんが、一年以内に出すということで、今回はdissertation talkに臨みます*1。 彼はMaximum likelihood(ML) pipelineの話を、私はpseudo-Cl(PCL) pipelineの話をします。 より良いtalkをする為にも、彼との事前の打ち合わせは必須でしょう。 公式な結果はPCLによるものですので、その辺もきちんとしないと、あらぬ誤解を招かぬよう慎重にいきたいところです。 また「1st and 2nd acoustic peakを検出」とかも危ないです、正確には。

それにしても「non-member」「regular」registrationで$626は高いなぁ・・・。 自腹なのだろうか

あと、sponsorも見つけないと、abstractをそもそもsubmit出来ないぞ!


  • Dissertation talkはそれなりに注目されるからがんばってね〜。sponsorは、quietの人にAASのメンバーゴロゴロいるだろうから、誰でもなってくれんじゃないの?そうでなければ、僕がなっても良いよ。 -- コマツ 2011-02-24 (木) 00:18:46
  • 気合いいれてがんばります。sponsorの方は、現在メンバーにお願いしているところです。最後の切り札としてコマツさんにはお願いするかもしれません。 -- チノネ 2011-02-24 (木) 01:30:09

21日Mon.

COrEの「r」は

tensor-to-scalar ratioの「r」なのか!


  • まじ?!(まだ聞いてない) -- コマツ 2011-02-22 (火) 12:28:45
  • HZさんの予想です。とっても尤もらしく聞こえますよね。。。 -- チノネ 2011-02-23 (水) 14:27:44

19日Sat.

今日の疑問

COrE white paper Fig.2のPLANCKのsensitivityは、1.2 yearsのものではないだろうか?

EPICのレポートにあるPLANCKの絵(un-binned)

epic.png

は1.2 yearのもので、sensitivityは

epic_table.png

COrEに書かれているPLANCKのsensitivityの絵(茶色, solid lineはun-binned)

core.png

は30 monthsのもので、sensitivityは

core_table.png

と説明されている。

私には、(E-modeと比較して)2つの感度曲線が同じの様に見える、seisitivityは当然30 monthsの方が良いはずなのに。 むしろ悪く見える。COrEのplotが間違っている? ちなみに、EPICのtableでPLANCKの感度曲線を自分で書くと、EPICと同じになる。 COrEのtableでPLANCKの感度曲線を自分で書くと、当然上の2つに比べてよくなる。



アメリカも大変なんだな、という話

Dear Colleagues,

Many of you have probably already seen this, but it is a VERY important call to
action in response to the recent budget proposals in the United States.
Please take action within the next two days.

Regards, Todd Adams, FNAL UEC Chair

URGENT ALERT TO THE APS MEMBERSHIP: THREAT TO AMERICAN SCIENCE

THE ISSUE IN BRIEF: Last Friday, House Republicans, who hold the majority,
introduced a detailed plan to slash $100 billion from the non-defense portion of
the FY 2011 discretionary budget.  The plan, which amounts to a reduction of
about 33 percent in federal spending during the balance of the fiscal year,
would devastate significant portions of federal commitments to science.  It is
critical that you contact your member of Congress NOW in order to avoid severe
disruptions of research grants, cessation of national user facilities
operations; halting of major science construction
projects; initiation of layoffs, furloughs and termination of laboratory
personnel; and reductions in support for science education. 

DETAILS: The Continuing Resolution under which the federal government has been
operating since October 1, 2010 and which is set to expire on March 4 contains
approximately $530 billion for civilian programs
out of a total budget of $3.54 trillion.  With only 7 months of the fiscal year
remaining, the $100 billion House reduction would be taken from unexpended
balances totaling about $300 billion.  The legislation, H.R. 1, prepared by the
House Republican leadership
at the behest of extreme fiscal conservatives, would have the effect of slashing
the remaining balances of the NSF and NIH budgets by almost 10 percent and the
DOE Office of Science and NIST by more than 30 percent.  Applied science
programs would be hit even harder.
Program reductions are summarized in the links provided on the Website of the
House Appropriations Committee:
 http://appropriations.house.gov/index.cfm?FuseAction=PressReleases.Detail&PressRelease_id=261
 [appropriations.house.gov].

ACTION REQUIRED: Contact your member of Congress IMMEDIATELY to emphasize the
devastating impact on American science, innovation and economic growth the House
plan would cause.  To assist you in
framing your message, we have provided a pre-written message to your
Representative, which you should personalize or rewrite as you deem appropriate:
 http://www.congressweb.com/cweb2/index.cfm/siteid/APSPA/action/TakeAction.Contact/lettergroupid/90
 [www.congressweb.com].

See web page pointers below for further instruction.

WEB PAGE POINTERS:
(1) While individualizing your letter is not essential, we ask that you make
minor edits to the subject line and the first line of the text of each email.
(2) If you are a government employee, please do not use government resources,
such as a government computer, to send your communication.
(3) Your browser will take you to a page where you will enter your name and address.
(4) After entering your address, click the "Edit/Send Email button."  A window
with an individual email message to the office will appear. Click "Send Emails"
to transmit the communication.
(5) Electronic submission is preferred.
(6) For further help, email the APS Washington DC office: opa@aps.org.


18日Fri.

Power spectrum from PLANCK!

planck.jpg


16日Wed.

明日は「International Workshop on CMB: "Cosmic Microwave Background Radiation and Its Foreground,Interstellar Components"」ですよ。



15日Tue.

PASJ vol.63 No.SP1

PASJ今月号のSPがなんだかすごい:
Atlas and Catalog of Dark Clouds Based on the 2 Micron All Sky Survey

単著でカラーで300頁overって、、、まぁ、カタログなんだけど。



14日Mon.

D論を提出してきた(製本版の論文+事務手続き)。 これで本当に(H先生が事務手続きをcompleteしてくれさえすれば)後は卒業証書(修了書?)を受け取るだけだ、多分郵送で。 きっと今までの様に、仙台に行くこともなくなるのでしょう(つくばに移ってからも年に2回ぐらいは仙台に行っていたが)。 結局東西線には乗れず終い(そもそも何時開業?)だったし、 キャンパス移転(これも何時だ?そもそも本当に移転するのか?)も目の当たりにしなかった。 少し高層化した仙台もあまり満喫しなかった。 、、、ちょっとだけ寂しい。


  • まぁ、またいつか行けるさ…お互い…。 -- INOUE 2011-02-23 (水) 02:14:37

12日Sat.

COrE

これは読まねば:
COrE (Cosmic Origins Explorer) A White Paper

ところで、COrEという名称は「何を」意図しているのだろうか? Cosmic Origins Explorerの略称なのはそれはそれで良いのだけれども、

  • どうして「COE」ではないのか?
    • Center of Excellence?それ以外?
  • 「r」の意味は、何故小文字なのか?
    • Origins」だから?
    • 「CORE」にしたいのか?
    • 何を意図しているのか?

  • 思うに、COBEみたいにしたくて、でもCOREにするとCOBEとかぶるから、違う文字を小文字にしてCOrEにしたってとこだと思うけどね。ま、今度聞いてみるよ。 -- コマツ 2011-02-13 (日) 14:46:35
  • そこまでしていただかなくても、、、とも思いましたが、この際折角なので伺ってもらって、はっきりさせましょう! -- チノネ 2011-02-14 (月) 22:06:16
  • ちなみに、、、上のwhite paperでも「CORE」だったり「COre」だったりと執筆者にも混乱(ミスタイプ)が見受けられますね、、、。 -- チノネ 2011-02-14 (月) 22:08:52

09日Wed.

B-mode from scalar perturbation

second orderまで考えると、scalar perturbationからB-modeが出て来る(r=1e-6 levelで):


  • 1102.1799 あまり関係ないですが、CνBはやっぱり見えないよっていう研究です -- GOTO 2011-02-11 (金) 17:19:13
  • 1101.3525 もっと関係ないですが、2つの異なるformalismが等価であることを示す研究も面倒だろうけど大事だと思います -- GOTO 2011-02-11 (金) 17:20:48

08日Tue.

D合格祝い

D論審査が無事通ったお祝いに、KEKの指導教官(の奥様)からプレゼントを頂きました(羊の執事だそうです):

DSC02150.JPG

yahoooooo!

(webにぬいぐるみの写真ばかりを載せていると、こういった感じで広まっていくわけですね・・・)



D論発表の結果

がコラボレーション全体の知るところになった。多くの方から祝いの言葉を頂き、 改めて「QUIETというプロジェクトで自分がPh.Dをとるんだ」と感じさせられた。 この重みをプラスに考え、より質の高いD論を仕上げたいと思う(大学に献上する版は既に製本に出しているが、 「本当の完成版」は一ヶ月程度で仕上げたいと思うっている。)

私がチリでD論を書いていたことを知っている人は、そのことについてコメントしてきたり、 「そう言えば帰りの飛行機でもトラブってたよな!」とか、苦労を労ってくれたりも。 少しグッと来てしまったりも。



05日Sat.

報告が遅れましたが、無事に公聴会をパス致しました。

取り敢えずその当日(3日)は、修論・博士論文発表者全員で飲んだくれました。 久しぶりの「学生の飲み会」は、やはり楽しいですね。


  • おつかれさまです!学生の飲み会いいですねー。KEKでもやってみますか?美馬さんも入れて4人で(笑 少なっ(笑 -- しみず 2011-02-07 (月) 00:04:37
  • GOTO入りバージョンもやらせていただきたいです! -- GOTO 2011-02-07 (月) 17:09:33
  • やっぱり学生(PD含む?)飲みですよね!「職」を持っていると、守りに入っている感じが、、、。MH助教とか。もう、学生の心を失ってしまってしまっているんじゃないですかね >> MH助教?(見ていないか、、、) -- チノネ 2011-02-08 (火) 15:43:52
  • 皆さん、MH「助教」ですよ。お間違え無く・・・。 -- チノネ 2011-03-07 (月) 09:50:25


*1 じつは私、AAS開催時には既にDを取得しています。dissertation talkの要項には「Only students or graduates within one year of receiving the PhD are eligible.」とあります。我々の解釈としては、「現時点で一年以内にDをとるので問題ない」と考えてるのですが、正直どうなのでしょうか、、、。少なくともコラボレーションは何もいってこないしなぁ。。。